インド洋に浮かぶ島国スリランカ。赤道と北回帰線に挟まれた熱帯に位置し、総面積
6万5609ヘクタールと、北海道を一回り小さくしたこの島は、緑豊かな環境に包まれ
ている美しい島だ。この国の見所として5つある。まず、紀元前 247年に初めて仏教
が伝えられて以来、仏教王国としてさまざまな歴史を残した仏教遺跡。2千5百年以上
もの歴史を持つ数々の遺跡は今も、仏教徒の信仰の対象として大切に保存されている。
二つ目として、イギリス植民時代に始まった紅茶栽培は、世界的に紅茶と言えばセイ
ロンティーと言うほど、スリランカを有名な産地として知らしめている。
三つ目として、スリランカの国土全体の10%近い面積が自然国立公園、動物保護区、
鳥類保護区に指定され、その中には、100種類以上の哺乳動物、400種以上の鳥類、無
数の爬虫類、両生類、昆虫類などが生息し、動物ファンには見逃せない野生の楽園と
なっている。
四つ目として、スリランカの南西海岸は、百数十キロに及ぶ褐色のビーチが続いてお
り、別名、黄金海岸(ゴールデンビーチ)と呼ばれている。海岸に沿ってヤシの林が
緑鮮やかな帯を引き、広がるインド洋は透明感のある紺碧と、それらの色彩が強い太
陽光の下でより競い合いながら、見事なコントラストを見せてくれる。かつて海のシ
ルクロードとして栄えた海岸沿いの街は、今もその当時の面影を感じさせてくれる。
最後に忘れてはいけないものがこの国にはある。それは宝石。昔から宝石の産地とし
て世界中で有名なこの地では、「アラビアンナイト」の物語で船乗りであったシンド
バットや13世紀、マルコポーロが中国からの帰りにこの地を訪れ、「東方見聞録」に
セイロン島の宝石がどんなにすばらしいものかを記している。現在でも、チャールズ
皇太子がダイアナ妃に贈った婚約指輪のスリランカ産サファイアが有名である。今も
採掘しているこの地は、男の夢やロマンを感じさせる。
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